日本人女性の約8割には「脚が短い」「脚が太い」という脚に関する悩み、コンプレックスがあります。

脚が美しくあることは、それだけで健康であり、ヨーロッパでは幼少の頃に歯を磨くことと同じくらい真っ直ぐな脚に育つよう親が注意を払います。お箸の持ち方を教えるよう、歯の矯正を行なうよう、脚の矯正を行なうのです。

日本では脚の矯正という言葉をあまりききません。

子供は親の歩く姿を見て歩き方を学びますが、そこまで皆なんとなく自己流です。しかし、実はこの「立つ」「歩く」という脚の運びの毎日の些細な、そして膨大な積み重ねこそが、体の癖を作り、万病や鬱、喘息などの慢性病、そして下半身太りや肥満を引き起こしたりするのです。

歩き方がなんとなくどっちかに傾いた重心だったり、ガタガタですと、脚の上に乗っている内臓達にはストレスがかかります。長年のストレスで内臓の働きや位置が変わってきます。

歩き方を美しく変えて、下半身からすっきり痩せていく、痩せるだけではなく健康になる、そんな日常生活の心得を知っておきませんか?

1)股関節

脚に問題を抱えている人のほとんどが股関節に問題があります。股関節が硬い、または上手に使えてない、ということです。

股関節が上手に使えるということは、車のタイヤに空気が入っていてしっかり車体を運んでくれるかどうか、エンジンとちゃんと繋がっているかどうか、ということです。つまり、命の源の全内臓がつまっている上半身の胴体を、ストレスなくきちんと運んでいるかどうか、という役割を担っているのです。

股関節は力を入れたりする場所ではありません。緩め、可動域を増やすことで、腰痛対策、浮腫対策、代謝アップになります。

股関節の働きが良くなるよう、可動域、ストレッチ、運動、3つをおさえておきましょう。

①股関節まわし

仰向けになり両膝のお皿を持ちます。そしてぐるぐると外回り、内回りと、膝で大きく円を描くようにしながら股関節を回してあげましょう。

②あぐら前屈

あぐらをかいて前屈します。右脚前のあぐらと左脚前のあぐら、両方やってみましょう。できるだけ股関節の力をぬいて、上体の力もぬいて、頭の力を利用して股関節周りの筋肉をストレッチしていきましょう

③スクワット

頭の後ろで両手を組み、スクワットをします。この時に、「膝を曲げる」とか「腰を下げる」「太腿に頼る」ということではなく、「股関節と膝と足首を同時に動かす」という意識で腰を少し後ろに引くような感じで下げます。真下に腰を下ろすのではなく、体重は足の先の方にかけながら少しお辞儀するような感じで腰を少し後ろ方向に引きながら深く曲げます。

2)歩き方

歩く時に体重は足指のどこにかかっていますか?あまり意識したことがないかと思います。歩く時には脚の人差し指と中指の真ん中あたりに自分の体重が乗るようにします。

足は外股、内股にならず、まっすぐに出します。

踵、足裏、足指にしっかり体重を乗せて歩きましょう。いつも忙しい生活をしていて早歩きになりがちな人や、歩きにくい靴を履いている人は、まず、あまり急ぎすぎないで歩く練習からはじめます。体重が右と左、足指にしっかり乗っているかどうかが大切です。

もちろん歩いている時だけではなく、立っている時にも気を付けましょう。

日常生活ではついつい癖が出てしまいますので、荷物を持たずに歩けるウォーキング時間をとれると良いですね。朝でも夜でも時間のある時にしっかり腕を振って肩をリラックスして美しい歩き方で優雅にウォーキングしてみてはいかがでしょう。

3)冷やさない

ふくらはぎは第二の心臓と言われています。夏でも冬でもふくらはぎと足首を冷やすことで全身の血行が悪くなり、また、血行が悪くなることで、下半身はどんどん太くなります。

長い時間クーラーの効いた部屋にいる時や、電車で移動している時などは、必ずソックスを履くことをお勧めします。浮腫を解消し、体の冷え対策にもなり、腰痛や肩こり対策にもなります。

「そうはいかない」という方もいらっしゃるかと思いますが、せめて家の中、長距離移動の乗り物の中、などは心がけておき、オフィス以外でも素足ではなくストッキングを着用するなど、工夫できる限り工夫してみましょう。

4)靴の選び方

運動靴、ハイヒール、ブーツ、様々な靴を楽しみたいですよね。一つの靴を履くことではなくいろいろな靴を履くことは靴のためにも足のためにも良いことなのですが、しかし、ぶかぶかの服を着ていても病気にも肥満にもなりませんが、足にフィットしない靴を履いていると病気や肥満、下半身太りにつながりますので靴選びはとても大切です。

ではどんな靴があなたに合っているのでしょう?

人によって様々な足の悩みがあると思います。最近はシュードクターがいる靴屋も多いので「靴選びにいつも悩んでいる」という人は一度相談にいってみてはいかがでしょうか?

例えば、足幅が広い、と自分で思っている人も、実際の足の骨格は細い人がとても多いんです。踵が小さいのに足幅を優先して靴を選んだりしている人が多々います。足の小さい人、甲高な人、外反母趾の人、その人それぞれに適した靴を履くことで、正しい歩き方を習得することができるのです。

5)下着の選び方

脚がパンパンにむくみやすい人は、洋服や下着で体を締め付けすぎている人も多いのです。できるだけけストレスのないブラジャーやパンツなども大事ですし、着圧の強いガードルはその効果よりも血行を悪くしてしまうことがあります。

また、寝る時にはパンツをやめましょう!

え?それは。。という人はできるだけゆるいパンツをはいてねること!そして、上下分かれているパジャマよりもネグリジェタイプのワンピースで寝るようにします。フィット感の強いパンツをはいて寝る人は腰や股関節の血行が悪くなりがちで、腰痛などを起こしやすくなります。

寝る時の着圧ソックスも「脚やせ」にはとても効果的ですが、本当は全裸で寝るのが一番「痩せやすい」体になるんですよ!

まとめ

・むくみをとる
・正しく歩く
・冷やさない
・靴選び
・締め付けない
どうでしょうか?細い足を作るには、知識なくやたらと運動するのでも、痩せるソックスやエステに頼るのでもありません。エステの後、あっという間に「元の脚」に戻ってしまう人は特に、日常の脚との付き合い方を見直さなくてはならないのです。

まず脚がまっすぐになるように正しく使えるように「歩き方」から「靴」から「下着」から見直してみましょう。日常の心がけ次第ですっきり脚を手に入れてみましょう!